VMD協会の支援概要
技能検定とは
厚生労働省の「技能検定のあらまし」によれば技能検定とは、「ある技能を一定の基準によって検定し、国として証明する技能の国家検定制度」であり、技能に対する社会的評価を高め、技能者の地位向上を目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。
技能検定は'59年に実施されて以来、現在137職種について実施されています。「商品装飾展示」技能検定は(86年度に新設され、翌'87年度から合格者が出ています。
開始後10年目の'95年度には、1級、2級合わせて全国で1,000人を越える合格者(商品装飾展示技能士)が誕生しました。
VMD協会の支援概要
日本ビジュアルマーチャンダイジング協会では、厚生労働省「商品装飾展示」技能検定に対し、VMDのための能力開発、及び人材育成の見地から、事業活動の一環として支援活動を行っています。
「商品装飾展示」技能検定に対する、協会の支援活動は以下のとおりです。
- 厚生労働省(中央職業能力開発協会)への協力
- 要請により中央検定委員の派遣、その他
- 都道府県職業能力開発協会への協力
- 要請により検定委員の派遣、その他
- 東京都「商品装飾展示」技能検定試験の実施協力、都検定委員の派遣
- その他
「商品装飾展示」技能検定3級について
'98年度前期(平成10年度3月から9月まで)より、従来の1級、2級に加えて3級が実施されました。この制度により、商品装飾展示に関連する学科を専攻する大学、短大、高等専門学校、高校(職業課程)卒業予定者、及び労働大臣指定を受けた専修学校、各種学校卒業予定者は、在学中の最終学年度に受検することができます。
3級が加わることにより、全国規模の受検者の大幅な増加が予想され、従来の支援活動体制に加え、エリアネットワーク活動とリンクしながらより一層の支援活動の強化が必要となってきました。
商品装飾展示とは…
商品装飾展示とは、百貨店、専門店、などを中心とした商業施設において、VMDに関する知識をもとに、感性と技術を駆使して、商品を効果的に陳列、演出、表現することです。
購買者の購買意欲を喚起するという、販売促進を目的とするため、ターゲットのライフスタイル分析、市場分析などのマーケッティング関連、ファッション全般、商品関連など、広範囲な分野の知識が求められます。さらにマーチャンダイジングを明確に視覚伝達し、快適で魅力的な売り場づくりをするためのアイデア、デザイン力、MP技術が必要となります。
こうした専門家は、流通業界の中で認知度、重要性とも年々高まってきています。類似した職業名としては現在のところ、デコレーター、VMDコーディネーター、ビジュアル・コーディネーターなどいくつかあげられます。
VMD協会としては、一般的なわかりやすさと時代性を考慮し、「商品装飾展示技能士」=「ディスプレイ・デコレーター」という呼称を提案していこうとしています。
「商品装飾展示」技能検定の受検者は、その求められる技能や知識の幅広さを反映し、VMDに関わる人々の多くが対象となります。実際の受検者は、デコレーター、ディスプレイ・デザイナーを始め、販売に携わる方々など、広範囲に渡ります。技能検定実施後10年経過し、VMD協会員の中にも多くの合格者が出ている現在、技能士の組織化など、次の課題に向かってVMD協会として取り組むべき事も多いと考えています。


